突然ですが、皆さんのWEBサイトにはどのくらいの文字数が使われていますか?
自社の商品やサービスの特徴・メリットを顧客に知ってほしいからと、たくさんの文字を羅列して紹介をしていませんか?
実は、それはとてももったいないことなのです。
文章の書き方や表示の仕方に少しの工夫を加えるだけで、皆さんのWEBサイトが顧客から信頼され、コンバージョンUPに繋がります。
今回は、顧客から信頼される文章の書き方について解説します。
1. 長いコンテンツはカットしよう
こちらは試乗車の案内をしているWEBサイトで行ったABテストです。
Aのページはサービス内容の説明を充実させることで、顧客のデモ利用を獲得しようとしています。
一方で、Bのページはサービス内容の説明を80%ほどカットし、申し込みボタンが目立つように表示しています。
皆さんはどちらのページの利用数が多くなったと思いますか?
結果はこちら。
なんと、Aのページに比べてBのページの方が、デモ利用率が300%UPしたのです。
これはつまり、顧客に自社の商品やサービスの特徴・メリットを少しでも多く知ってほしいと思い情報を盛り込んでも、顧客はあまりにもボリュームの多い情報は見ていない、さらには離脱している結果といえるでしょう。
こちらも同様のケースです。
右にいくほど、1ページのコンテンツが短くなっています。
WEBページを短くすればするほど、コンバージョンが上がったという結果を示しています。
つまり、長いページよりも短いページの方がコンバージョンは高く、顧客の信頼を得ることがわかったのです。
2. 文章は短く
文章についてはどうでしょうか。
皆さんはどのような文章なら「読みやすい」と感じますか?例えばこのように一切改行を行わず、文章を区切ることなく文字を羅列した文章はいかがでしょうか。読み続けたいと思えますか?実際にWEBページでこのような文章を見ると、それだけで情報を得ることを拒否してしまう方もいるのではないでしょうか。
もし皆さんのWEBページの中に長文があるという場合には、こちらの画像のように、長い文章は読み切れるように短く区切るようにしてみましょう。
変更前の文章はパッと見るだけで、顧客が「もう読みたくない・・・」と思ってしまいかねないような文章の書き方です。
しかし変更後のものは、見出しをつけたり箇条書きにしたり、斜め読みができるよう短く区切ったりすることで、顧客が読みやすくなるような工夫がなされています。
たとえ長文で説明が必要な事例があったとしても、斜めに読み切ることができるように短く区切るようにしてみましょう。
3. 箇条書きを取り入れる
ここまでの解説で、顧客の多くは、長々と情報を連ねたWEBページや長文の説明よりも、簡潔に短くまとめられたWEBページや文章を信頼しているということが理解していただけたかと思います。
では、文章をさらに読みやすくする方法とはなんでしょうか。
まずはこちらのご像をご覧ください。
少し分かりづらいですが、右側のWEBページでは商品説明を3〜4行のまとまった文章で記載しています。
対する左側のWEBページは、その文章を箇条書きに変更して記載しています。
どちらのページのコンバージョンが高かったかというと・・・
結果はこちら。
左側の、箇条書きを用いて商品説明を記載したWEBページの方が、コンバージョンが20.5%も高かったのです。
つまり、文章をさらに読みやすくする方法とは、箇条書きを用いることなのです。
例えば、
用紙のサイズと余白を選択して印刷してください
と全ての情報を一度に表示するのではなく、
・用紙のサイズを選択してください
・余白を選択してください
・印刷ボタンをクリックしてください
このように箇条書きにした方が分かりやすく感じるのではないでしょうか。
顧客は長いコンテンツはもちろんのこと、文章さえも読み飛ばしてしまうので、まとまった3行の文章よりも、箇条書きを用いてより簡潔にする方がコンバージョンに繋がるのです。
4.まとめ
顧客から信頼される文章の書き方のポイントは
- 長いコンテンツはカットする
- 文章は短くまとめる
- 箇条書きを用いる
以上の3点です。
この3点を意識して加えてみるだけで、皆さんのWEBサイトが顧客から信頼され、コンバージョンUPに繋がることでしょう。