特別なスキルはいらない?メルカリで学ぶトラストフォーマット

  1. ホーム
  2. chevron_right
  3. ecサイト
  4. chevron_right
  5. 特別なスキルはいらない?メルカリで学ぶトラストフォーマット

特別なスキルはいらない?メルカリで学ぶトラストフォーマット

みなさんは、ECサイトで売り上げを伸ばすためには、何か特別なスキルが必要だと思っていませんか?

トラストフォーマットの手法を取り入れれば、特別なスキルは必要ありません!

そんなことを言われても、全く想像がつかない・・・

という声が聞こえてきそうですね。

ですが、みなさんにとっても親しみの深い、日本最大級のフリマアプリ「メルカリ」の中で多くのユーザーが使っている手法こそ、トラストフォーマットそのものなのです。

そしてメルカリのユーザーのほとんどが、ECサイトの運営経験や特別なスキルのない主婦や学生です。

今回は、ECサイトでの売り上げを伸ばしたいけれど、何からやればいいかわからない、サイト運営についての知識も経験もない!

そんな方のために、メルカリを例にとって、ECサイト運営の経験や特別なスキルが無くても、トラストフォーマットの手法を使用することで売り上げをアップさせる方法や考え方を、実例付きでわかりやすく解説していきます。

(トラストフォーマットについての基礎知識は以下で解説しています)

トラストフォーマットって何?ゼロから学ぶトラストフォーマット

 

1.そもそもメルカリってどんなサイト?

メルカリは、日本最大級のフリマアプリです。

元々は欧米で各家庭から出た不用品を、ガレージの外などで販売したことから始まったフリーマーケットですが、メルカリはそれをサイト上で実現してしまいました。

仕組みを簡単に説明すると、出品者と購入者の間をメルカリが仲介する。というものです。

引用元サイト:安心・安全な取引のために

 

出品する人にとっては、匿名で配送することができて安心。

購入する人にとっては、送料を気にせずに安くお買い物ができる。

さらにお互いがより安心して取引をできるように、取引後は必ず相互評価が必要になります。

あまりにも酷いユーザーはメルカリ側からアカウント停止の処置もありますし、評価が低いユーザーは出品してもなかなか売れにくくなります。

そのため、評価を落とさずに売り上げを出すには、様々な工夫が必要になります。

株式会社マクロミルの調査結果を見ると、そのメルカリのユーザー層は多岐にわたり、若年層からお年寄りまで幅広い世代に受け入れられていますが、特に若い女性に人気であることがわかります。

(引用元サイト話題のフリマアプリ、ユーザー1,000名に利用実態を調査!

ここでわかることは、メルカリのユーザーは決して、ECサイトのプロばかりではないという事です。

 

2.トラストフォーマットの手法を取り入れるってどういうこと?

メルカリでの評価が高く、かつ利益を出している人たちには共通点があります。

それは、出品前に入念な下調べをしていることです。

メルカリで商品を出品する際には、最低でも以下の事を自分で設定しなければなりません。

・価格

・発送方法

・使用する画像

・説明文

・アカウントのプロフィール

そしてこれらを決定する際に、最も効果的な方法が、トラストフォーマットの手法を利用することです。

同じ商品で、あなたが理想とする価格で実際に売れている人の出品内容を、細部までリサーチし、自身の出品の際にできる限りそのまま取り入れるのです。

売れている人だけです。売れていない人は見なくてもいいです。

実際に商品が売れた場合は、キャッチ画面に「SOLD」の文字が出るので、一目瞭然です。

売れている人の中でも、あなたの理想に近い価格で販売した実績がある人が最適です。

あとは、その人の書いている説明文や情報をそのまま参考にするだけです。

では、それぞれについてどのような点を参考にするべきかを解説していきましょう。

 

1.価格の設定

まずは、同じ商品が大体いくらで取引されているのか、相場をチェックします。

ある程度の相場がわかったら、自身の商品の価格を決めていきます。

その際に、同じ商品で、同じような状態(傷の有無や使用感など)のものが売れているアカウントを見つけられれば、この商品はこの値段で売れる、という目安にできます。

ただし、メルカリの場合は、送料と販売手数料(商品価格の10%)が商品の売り上げから差し引かれるので、そこだけ注意が必要です。

メルカリ公式の送料一覧はこちらから確認できます。メルカリ 配送方法 早わかり表

ここで、発送方法についても決定します。実際に販売されている商品がどの方法で発送されているかを確認して決めていくと良いでしょう。

 

2.使用する画像の設定

画像の撮影の際は、参考にしたアカウントがどのような角度で商品を写しているか?文字は入っているか?などを分析します。

画像の枚数も、あればあるほどいいとされていますが、最低限、参考にしているアカウントが載せている枚数分は用意しましょう。

メルカリの場合は1枚目の画像が最も重要です。

ユーザーは数ある商品の中から、1枚目の画像だけで判断して、あなたの商品を見に来るからです。

 

3.説明文

ここでも、どのような内容が書かれているかを参考にしながら、自身の商品に合った内容を記載していきます。

メルカリにおいては、この説明文が最も重要だとされています。

フリマアプリなので、多くの商品が中古品です。そのため、取引にあたってトラブルになる可能性が高いのです。

そこで、説明文で細かく傷の箇所や、保管の状況、発送の際の梱包の仕方などを記載しておくことで、トラブルを最小限に抑える必要があります。

多くのユーザーが、ここで躓いて悩んだり、何も書かずに出品してなかなか売れないのです。

こちらは、同じ商品を近い価格で販売しているアカウントをいくつかピックアップして、良い表現を使用するだけで、簡単に完成します。

 

4.プロフィールの内容

もう一つ忘れてはならないのが、プロフィールの設定です。

これ、意外となにも書いていない方が多いですが、とてももったいないことなのです。

ユーザーがあなたの商品を気に入って「買おうかな」と思った時、出品している人がどのような人で、どのような考えをもって出品しているかを知りたいと思うのは当然のことです。

顔が見えないままのやり取りになりますからね。

そのため、プロフィール欄ではあなたがどんな出品者なのか、どんな事を購入者にお願いしているかなどをできる限り詳しく記載します。

子供服や古着を売りたい場合は、家にペットや喫煙者がいるかどうか、書いておいてあげると、購入を検討している人に安心して購入してもらえるかもしれません。

お仕事などで購入から発送までに時間がかかる可能性がある場合も記載しておくと良いでしょう。

このように、プロフィール欄は取引におけるあらゆる場面でのトラブルを最小限に抑えるためには欠かせないポイントになります。

プロフィールの内容を参考にするアカウントは、複数ある方がいいかもしれません。

あなたと全く同じ環境の方もいるかもしれませんが、その一人を探しだすよりは、複数人の文章から、あなたのプロフィールに使用できるな、と思う表現をどんどん取り入れていきましょう。

 

3.トラストフォーマットの手法を取り入れた実例

弊社スタッフが、実際にトラストフォーマットの手法を取り入れて不用品を出品してみました。

引用元サイト:こどもと暮らし

 

今回出品したのは、Buddy Buddyの「昔ながらのおんぶ紐」です。

こちらを出品した際の手順をはじめから紹介します。

 

相場を知る

まずは、メルカリ内でこの商品がどのくらいの値段で取引されているのかをチェックしていきます。

「昔ながらのおんぶ紐」「Buddy」の2語で検索をかけてみると、似たような商品がズラッと出てきます。

その中で、今回出品する商品と同じものを見てみると、1,000円~2,500円でよく売れていました。

これで2,500円以上だと売れにくい可能性があることがわかります。

さらに、その中で保管状況、傷や汚れの具合等が同等の商品だけで確認したところ、1,300円~1,600円前後が妥当と判断できました。

 

価格を設定する

相場がわかったところで、メルカリにおける送料と手数料を考慮して価格を設定します。

今回は、利益よりも売れることを目的としていた為、価格は1,420円としました。

メルカリには値下げ交渉をされる可能性があるため、相場の一番低い金額で設定することはしていません。

この商品は送料が700円(60サイズ/らくらくメルカリ便利用)の予定ですので、メルカリが10%の手数料を取ることを踏まえると、値下げなしで売れた場合の利益は

1,420円(売上)ー 142円(手数料10%)ー 700円(送料)= 578円

となります。

 

画像を撮る

1枚目のアイキャッチ画像となる写真は、こちらを参考に、角度などを微調整してみました。

折りたたみ方、撮影する角度、商品の大きさなど、出来る限り近いものにします。

なぜこの画像を選択したかというと、一覧で見たときに、他の商品とは違って斜めの構図になっており、思わず覗いてみたくなるような画角だったためです。

そして、実際に採用した写真がこちら。

ほとんど同じですよね。これもほとんど自分で考える必要が無かったので、すぐに撮影できました。

 

説明文を書く

参考にしたアカウントの説明文に記載されている内容を、ピックアップします。

・どのように保管していたか

・出品に至る経緯

・傷や汚れの有無

・保管していた場所の状況(ペットや喫煙者の有無)

・発送方法

今回は上記の項目が記載されていたので、同様に記載します。

参考にしたアカウントで記載されている項目以外に、必要な情報があれば追加しましょう。

さらに、メルカリでは主に中古品の取引になりますので、とても重要な1文があります。

自宅保管・素人検品ですので、ご理解いただける方はご検討ください。

この1文は、「神経質な方の購入はご遠慮ください」や「自宅保管のため、ご理解いただける方のみお譲りします」など、表現は多岐にわたりますが、ほとんどのアカウントで記載がありました。

顧客とのトラブルは最小限に抑えることがいかに大切であるかがわかります。

 

出品した結果は?

ゼロから自身で考えてこれらのことを決めたとしたら、慣れるまでは1商品につき30分~40分程度かかるでしょう。

ですが、リサーチにこそ10分程度の時間をかけましたが、その後の価格設定から出品まで、トータルで20分で終わりました。

かかった時間については個人差があると思いますが、すべて一人で考えるよりははるかに時間短縮になると思います。

では、出品してみた結果はどうなったのでしょうか?

 

出品後2時間で売れました!

そして、受け取り後の評価も星5ついただけました。

 

まとめ:売り上げを伸ばすのに特別なスキルは不要!

今回ご紹介した事例はもちろん、毎回同じような結果になるわけではありません。

売れるまでにもっと時間がかかる可能性もあれば、もっと早く売れる可能性もあります。

それでもトラブルを押さえ、時間を短縮できて、しかも売れるからこそ、数多くのユーザーが上記のような手順で出品しているのです。

トラストフォーマットの手順を知ると、経験やスキルが無くても簡単に取り入れられることが分かりました。

そして、メルカリだけでなく、楽天やAmazonなどの通販サイトでも十分に応用可能な技術なので、ぜひ試してみてください。

 


トラストフォーマットの提唱者である山本琢磨から直接トラストフォーマットについて学ぶことができる1dayセミナーがあります!

トラストフォーマットについてもっと知りたい!セミナーがいつ開催されるかを確認したい!

そんな方はこちらから確認してみてください。

https://bit.ly/3hxJgP6

 

前の投稿
「信頼される画像」の4つの特徴
次の投稿
「見た目が9割」はWEBサイトにもあてはまる?

関連記事

メニュー